ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
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カ行 こで始まる用語を ( こあ ~ こお ) , ( こか ~ ) に分けて紹介する。
用語の概要と関連ページ
【固化】( solidification )
⇒ 凝固
関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,
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【極極極超長波】( extremely low frequency )
⇒ 極超長波
関連ページ : 電磁気学:電磁波 , 電磁気学:電磁波の性質 ,
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【極極超長波】( super low frequency )
⇒ 極超長波
関連ページ : 電磁気学:電磁波の性質 , 電磁気学:電磁波 ,
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【国際単位系】( International System of Units )
⇒ SI 単位
関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,
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【黒体】( blackbody )
プランクの放射体(Planckian radiator)ともいわれ,“波長,入射方向,偏光のいずれにもかかわりなく,入射するあらゆる放射を完全に吸収する理想的な熱放射体。備考 黒体は,いかなる波長,いかなる方向においても,同じ温度で熱平衡状態にある熱放射体のうちで最大の分光放射輝度をもつ。)と定義されている。
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【極超短波】( ultra high frequency )
略語 UHF で表され,波長 10 ~ 100 cm ,周波数 300 ~ 3 000 MHz でデシメートル波とも呼ばれる。
電離層で反射せず,直進性が高いことから,日本では,2012 年 3 月まで,地上波アナログテレビ(約 470 ~ 770 MHz ,13 ~ 62 ch)の放送に利用されていた。
移動通信(航空無線,列車無線,軍用無線,携帯電話,PHS ,航空無線など),アマチュア無線,無線航法,GPS ,VICS ,無線 LAN ,電子レンジなどに用いられている。
用途により使用できる周波数帯の決まりがあり,例えば携帯電話には 800 MHz帯,1.5 GHz帯,1.7 GHz帯,2 GHz帯が,PHS には 1.8 GHz帯,1.9 GHz帯が,無線LAN には 2.4 GHz帯が割り当てられている。
⇒ マイクロ波
関連ページ : 電磁気学:電磁波 , 電磁気学:電磁波の性質 ,
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【極超長波】( ultra low frequency )
周波数が超長波(VLF)よりも低い,すなわち 3 kHz以下の電波をいう。極超短波は,地球の持つシューマン共鳴(Schumann resonance)の周波数帯域である。
一般的には,周波数帯により極超短波は更に,周波数 300 Hz ~ 3 kHz の ULF(ultra low frequency ,極超短波),30 ~ 300 Hz の SLF(super low frequency ,極極超短波),3 ~ 30 Hz の ELF(extremely low frequency ,極極極超短波)に分けられる。
極超短波は,通信速度が極めて低いが,大地や水中を通り抜けるので,鉱山内部や海中の潜水艦との通信,海底探査など,通常の電磁波では利用不可能な場所で利用される。
関連ページ : 電磁気学:電磁波 , 電磁気学:電磁波の性質 ,
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【固体】( solid )
液体と比較して変形や体積変化が極めて小さい。固体を構成する粒子(原子,分子やイオン)は,粒子間の相互作用(引力)により粒子(原子や分子)の位置がほぼ固定され,移動が制限される。粒子が規則正しい繰り返しで並ぶ場合(結晶)と不規則に並ぶ場合(アモルファス)がある。
関連ページ : 熱力学:熱膨張,比熱容量 , 熱力学:相転位,熱の移動 ,
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【固定端】( fixed end )
⇒ 位相の変化
関連ページ : 波:波動の基礎 , 波:物理光学とは ,
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【固定抵抗】( fixed resistor )
抵抗値一定の抵抗器。
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,
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【古典電磁気学】( )
関連ページ : 電磁気学:電磁波 ,
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【古典物理学】( )
⇒ 古典力学(ニュートン力学),熱力学,電磁気学をいう。
関連ページ : 熱力学:熱力学とは ,
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【古典力学】( classical mechanics )
古典力学(classical mechanics)とは,相対論的力学や量子力学が出現する以前のニュートンの運動の法則を基本原理とするニュートン力学,数理解析の総称である。
光の速度に比べて遅い速度で動く巨視的な物体の運動を論じるのに有効な力学である。
系に作用する力を既知として系の運動を論じるニュートン力学と,系の力学的エネルギーなどを既知として系の運動を論じる解析力学とに大別される。
関連ページ : 物理(目次) , 物理学の主な分類 , 力と運動:はじめに ,
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【コヒーレンス度】( degree of coherence , coherence factor )
JIS Z 8120 (光学用語)の定義では,
光波の干渉性の度合いを表す量。コヒーレンス度は |γ| は 0≦|γ|≦1 である。
関連ページ : 波:光学とは ,
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【コペルニクス】( Nicolaus Copernicus )
ニコラウス・コペルニクス(1473年~1543年)は,ポーランド出身の天文学者,カトリック司祭。当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)を唱えた。経済学の「悪貨は良貨を駆逐する」に最初に気づいた人物の一人。
関連ページ : 物理学のあゆみ ,
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【コマ収差】( coma, comatic aberration )
JIS Z 8120 (光学用語)の定義では,
光学系の軸外物点から出た光線束による軸外像点が一点に集まらず,かつ,サジタル平面に対して非対称になる収差。
関連ページ : 波:光学とは ,
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【固有振動】( natural vibration )
自由に振動させたときの振動体固有の振動をいう。固有振動する系は,楽器で身近なように,その構造や内部条件で決る固有の振動数をいくつか持つ。その中で最も小さい振動数のものを基本振動(fundamental vibration)という。
関連ページ : 波:波・波動とは , 波:音波(発音体の振動) ,
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【固有抵抗】( specific resistance )
⇒ 電気抵抗率
関連ページ : 電気回路:電磁気学の基本法則 ,
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【コリオリ】( Gaspard-Gustave Coriolis )
ガスパール=ギュスターヴ・コリオリ(1792年~1843年), フランス生まれの物理学者,数学者,天文学者。回転座標系における回転体の運動方程式を導いた。回転座標系の慣性力の一種の転向力は,業績を讃えコリオリの力と呼ばれる。
関連ページ : 物理学のあゆみ , 古典力学の基礎:慣性力 ,
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【コリオリの力】( Coriolis force )
転向力,偏向力ともいわれ,回転座標系で運動する物体にだけ働く見かけの力(慣性力)で,回転座標系の観察者にとって,物体の運動方向と直角方向に働く。
台風の運動やロケットの軌道計算に影響する力としてよく知られる慣性力である。
関連ページ : 古典力学の基礎:慣性力 ,
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【孤立系】( isolated system )
周囲のものとはいかなる相互作用もしない系をいう。
関連ページ : 熱力学:熱力学とは , 熱力学:熱力学第一法則 ,
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【転がり摩擦】( rolling friction )
転がって移動する時の摩擦。
関連ページ : 力と運動:主な力の概要 ,
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【混晶半導体】( mixed crystal semiconductor )
JIS C 5600「電子技術基本用語」では,“複数の元素の原子で構成され,その元素の組成比がある制限の下に連続的に変化できる結晶半導体。”と定義されている。
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,
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【コンスタンタン】( constantan )
元来商品名であったが,銅ニッケル合金(銅 55%ニッケル 45%)の一般名称のように用いられる。ひずみゲージ・精密抵抗に使われる抵抗材料。
⇒ 電気抵抗用銅ニッケル
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,
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【コンダクタンス】( conductance )
電気抵抗の逆数は電流の流れやすさを表し,SI 組立単位ジーメンス(記号: S )を用いる。⇒ 電気伝導度
関連ページ : 電気回路:電磁気学の基本法則 , 電気回路:電気回路の基礎 ,
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【コンデンサ】( capacitor )
キャパシタ,蓄電器ともいわれ,静電容量により電荷を蓄えたり放出したりするための受動素子として用いられる。
コンデンサは,近接し相対する二つの電極(導体)の間に誘電体を挟み電気的に絶縁したものである。誘電体としては,空気,油,雲母,紙,プラスチックフィルム,磁器,酸化被膜等が用いられる。
関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 , 電気回路:交流の基礎 ,
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