JIS R 3202  フロート板ガラス及び磨き板ガラス

 JIS R 3202 2011年版  フロート板ガラス及び磨き板ガラス ( Float glass and polished plate glass )を  【序文・目次・適用範囲】,   【用語の定義・種類】 に分けて紹介する。

 序文・目次・適用範囲

 序文
 この規格は,1953年に制定され,その後 6回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1996年に行われたが,その後の厚さ 2.5ミリ,6.5ミリ,22ミリ,及び 25ミリの追加に対応するために今回改正(2011年)した。
 なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
 
 JIS規格の目次(ここでは青字の項目を説明)
 序文,1 適用範囲,2 引用規格,3 用語及び定義,4 種類,5 品質,6 形状及び寸法(6.1 フロート板ガラス及び磨き板ガラスの場合,6.2 すり板ガラスの場合),7 試験方法(7.1 フロート板ガラス及び磨き板ガラスの場合,7.2 すり板ガラスの場合),8 検査,9 包装,10 表示
 附属書 A(規定)すり板ガラス
 
 1 適用範囲
 この規格は,建築用,その他各種の用途に使用するフロート板ガラス及び磨き板ガラス,並びにすり板ガラス(以下,板ガラスという。)について規定する。

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 用語の定義・種類

 3 用語及び定義
 フロート板ガラス
 フロート方式によって製造した透明な板ガラス。
 磨き板ガラス
 磨き方式によって製造した透明な板ガラス。
 すり板ガラス
 フロート板ガラス又は磨き板ガラスの表面を砂ずり,砂吹き,腐食などによってつや消し処理した板ガラス。
 
 ガスを内包する欠点。
 異物
 泡以外の点状欠点。
 点状欠点
 泡及び異物。
 線状・帯状欠点
 筋,きじむら,きずなど,ガラスの内部又は面上に存在する線状又は帯状の欠点。
 
 明確な境界をもつ泡本体及び異物本体。
 すり不足
 つや消し処理されていない,又はつや消し処理が十分に施されていないために,透視対象物の輪郭がはっきり見える状態。
 
 4 種類
 種類は,板ガラスの品種及び厚さによって,表 1のとおり区分する。


表 1−種類
  項目注(1)   厚さの呼び
  フロート板ガラス及び磨き板ガラス   2ミリ,2.5ミリ,3ミリ,4ミリ,5ミリ,6ミリ,6.5ミリ,8ミリ,10ミリ,12ミリ,15ミリ,19ミリ,22ミリ,25ミリ
  すり板ガラス   2ミリ,3ミリ,5ミリ

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