社会資本鋼橋の製作と構造

  ☆ “ホーム” ⇒ “社会資本とは“ ⇒

 支承部の種類と構造

 桁を支え,桁の荷重を下部構造に伝える支承部を紹介する。

  • 支承部(bearing)
     支承,移動制限装置,落橋防止装置および桁座・桁端からなる部位を支承部という。
  • 支承(support)
     橋台または橋脚上に上部構造の荷重を伝達する部品をいう。
  • 固定支承(fixed bearing)
     支承のうち,回転移動はできるが,水平移動しないように固定された支承をいう。シューの代わりにベッドプレートを用いる。
  • 可動支承(movable support)
     支承形式の一つで,支承点において自由に回転でき,支承面にローラなどを有し,水平方向の移動ができる構造の支承をいう。温度変化,たわみ,部材変形などのために生じる桁の変化を拘束しないことを目的とし,すべり支承,平面支承,ローラ支承,ロッカー支承などの種類がある。
  • すべり支承(sliding expansion bearing)
     古い橋梁や小型の橋梁で採用例の多い可動支承の一種である。すべり支承は線支承ともいい,鋳鉄または鋳鋼のシューを用い,桁と支承は一つの線によって接合され,上面は凸状になっていて,可動端は滑るように移動できる。

ローラ支承の構造例

ローラ支承の構造例

   ページのトップ