鋼橋の構造

 技術用語関連のページ探しは
  “キーワード索引”

  “ホーム:お役立ち情報”では,
 “社会資本,鋼橋”関連書籍
 “関連機関とのリンク”を紹介

  ☆ “ホーム” ⇒ “社会資本とは“ ⇒ “鋼橋の製作と構造“ ⇒

   【はじめに】

 鋼橋は,下の写真に示すように,その構造が様々である。ここでは,主要な橋梁構造の名称や部材名称などを紹介する。

様々な鋼橋の形式

様々な鋼橋の形式
写真引用:株式会社IHIインフラシステム製品情報

 【鋼橋の構造分類】

 基本的な構造分類とその概要を紹介する。

  • 桁構造(girder structure)
     一本またはそれ以上の棒を適当に支持して,曲げに対する抵抗により荷重を支える構造をいう。部材としては,直線部材を用いるのが普通で,その支持方法により単純,片持ち,張出し,固定,連続およびゲルバーの各形式がある。
  • 桁橋(girder bridge)
     木製,鉄筋コンクリート製,鋼製,プレストレストコンクリート製などの主桁を並べて構成した橋梁を桁橋という。
  • 単純橋(simple bridge)
     主桁または主構(トラス)の両端が,単純ばり(simple beam:一本の部材が二つの支点で支えられ,その一方がヒンジ支点,他端が可動支点のはり)の支承で支えられた橋梁をいう。
  • 鋼桁橋(steel beam bridge)
     鋼桁を主構造とする橋梁をいう。この構造では,トラスやアーチと異なり,主桁が曲げモーメントとせん断力を受け持つ。
     桁の構造によって,I 形桁,H 形桁,鈑桁(プレートガーダー),格子桁,箱型桁に分類される。
  • 鈑桁(ばんげた)橋(plate girder bridge)
     プレートガーダー橋ともいい,鋼板を組み合わせて作った I 形の桁を主桁として使用した鋼桁橋梁をいう。この構造は,自重が小さく,工期が比較的短いという特徴がある。
  • I 形桁橋梁( I -beam bridge)

    トラフ桁

    トラフ桁


     主桁に I 形鋼を用いた鋼桁の橋梁である。鋼桁橋として最も簡易な構造の橋梁である。道路橋では支間 12m,鉄道橋では 7mくらいまでの小支間の場合に使用される。最近は H 形鋼を用いることが多い。
  • トラフ桁(trough girder)
     鉄道橋において,桁の高さが制限される場合に,一本のレールに対して 2本の I 形鋼を用い,その I 形鋼の間でレールを支える構造にした桁である。
  • ゲルバー橋(Gerber bridge, cantilever bridge)
     連続橋の主桁の途中にヒンジを設けて静定構造とした橋梁である。地盤沈下の想定される都市部に広く用いられている。

    ゲルバー橋

    ゲルバー橋

  • 鋼床版桁橋(beam bridge with plate floor)
     箱形桁橋は,ねじれに強いので,大支間の橋に使用されるが,質量が大きくなる。そこで,支荷重を軽減するため,鉄筋コンクリートスラブの代わりに鋼床版を用いた橋梁である。鋼床版は箱型桁の上フランジに供用し,補剛リブで補強する。

   ページのトップ