腐食評価(特殊試験)

 戻る:“腐食・防食JIS用語一覧”

 “お役立ち情報”では,“金属・腐食・防食業界”へのリンク,“腐食・”及び “防食”に関連する書籍,その他の書籍や用品情報をまとめて紹介

 JIS Z 0103「防せい防食用語」,JIS G 0202「鉄鋼用語(試験)」,JIS H 0201「アルミニウム表面処理用語」,JIS H 8200「溶射用語」の用語定義の中から,金属の腐食性や耐久性を評価する特殊な試験に関する用語を抜粋しました。
用語 対応英訳 定義・解説 出典
キャス試験 CASS test 塩水噴霧試験に用いる塩化ナトリウム水溶液に,少量の酢酸及び塩化銅(Ⅱ)を添加し,腐食性を高めた試験。 Z0103
CASS試験(キャス試験) CASS test, copper accelerated acetic acid salt spray test 5%塩化ナトリウム水溶液に酢酸と塩化第二銅を添加した溶液を49℃に保って噴霧させた試験装置内へ試験片を静置して差にの発生状態を調べる試験。塩水噴霧試験の腐食条件を過酷にした試験方法で,主としてめっきの耐候性加速試験として用いられるが,ステンレス鋼などにも用いられる。 G0202
キャス試験 copper accelerated acetic acid salt spray test(CASS test) 銅塩の添加で腐食作用を促進した酢酸酸性の塩水を噴霧し,皮膜の耐食性を調べる試験。 H0201
酢酸酸性塩水噴霧試験 acetic acid salt spray test (ASS test) 酢酸酸性の塩水を噴霧し,皮膜の耐食性を調べる試験。 H0201
亜硫酸ガス腐食試験 sulphur dioxide corrosion test 湿性亜硫酸ガス雰囲気中に暴露し,皮膜の耐食性を調べる試験。 H0201
亜硫酸ガス試験 sulphur dioxide corrosion test 二酸化硫黄0.5~2%(容量)を含む温度40℃,相対湿度95%に保った試験装置内へ試験片を静置し,さびの発生状態などを調べる試験。主としてめっき,塗覆装などの耐候性加速試験として用いられるが,ステンレス鋼などにも用いられる。 G0202
格納貯蔵試験 shed storage exposure test 試験片を,水槽を備えた百葉箱中に放置して,腐食,さび,劣化などの状態を調べる試験。 Z0103
気化性さび止め性試験 vapor inhibitor ability (VIA) test 気化性さび止め剤,気化性さび止め紙,気化性さび止め油の気相状態での鉄鋼のさび発生防止効果を調べる試験。 Z0103
指紋除去性試験 finger print removability test 指紋によるさびの発生を防止する目的で,指紋除去形さび止め油を塗りつけ又は浸して,それが金属製品に付着した指紋を除去する性質を調べる試験。 Z0103
水置換性試験 water displacement test さび止め油が,金属表面に付着している水と置き換わって,さびを防止する性質を調べる試験。 Z0103
静水滴試験 static water drop test 規定の装置,条件のもとで,さび止め油に浸した試験片のくぼみに水滴を1滴入れ,さびの発生の有無を調べる試験。 Z0103
接触さび止め性試験 corrosion preventive ability contact in test 気化性さび止め紙で金属を密着包装したとき,そのさび発生防止効果を調べる試験。 Z0103
接触腐食性試験 contact corrosivity test VCIが鉄鋼に接触した状態で,その腐食性を調べる試験。 Z0103
有孔度試験 porosity test めっき層のピンホール,大きさ及び数を調べる試験。 Z0103
ケステルニッヒ試験 Kesternich test 二酸化硫黄と二酸化炭素を含む一定温度,一定湿度の試験装置内へ試験片を静置し,さびの発生状態などを調べる試験。試験目的,利用範囲は亜硫酸ガス試験と同様である。 G0202
ケステルニッヒ試験 Kesternich test 加温下,二酸化硫黄を含む湿雰囲気中で行う促進腐食試験。 H0201
高温酸化試験 high temperature oxidation test 高温の酸化性雰囲気中で酸化の程度を調べる試験 G0202
高温腐食試験 high temperature corrosion test 高温環境で腐食の程度を調べる試験。 G0202
コロードコート試験 corrodkote test 硝酸銅,塩化第二鉄及び塩化アンモニウムを含んだ腐食性のペースと試験片面に塗り,相対湿度80~99%に保った装置内に静置して,さびなどの発生状態を調べる試験。めっきなどの耐候性加速試験として用いられる。 G0202
コロードコート試験 corrodkote test 腐食溶液を含んだ人工の泥をめっき表面に塗りつけ,これを恒温恒湿の装置内に放置して,主として電気めっきの耐食性を調べる促進試験。 Z0103
フェロキシル試験 ferroxyl test フェロシアン化カリウム,フェりシアン化カリウム及び塩化ナトリウムを含む溶液に浸したろ紙を試験面にはりつけて,主としてめっきの耐食性を調べる試験。オーステナイト系ステンレス鋼表面に鉄分が付着しているかどうかを調べる目的で用いる場合がある。 G0202
溶解試験(水道用鋼管の) extraction test 材料が所定の水質に適合するかどうかを調べる試験。 G0202
耐薬品性試験 chemical corrosion resistance test 溶射被膜の耐薬品性を調べる試験(JIS H 8664参照)。 H8200
   ページのトップ