物理 関連用語解説 (索引)

 ここでは,物理を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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永久磁石 】     【 液化 】     【 液体 】     【 液体温度計 】     【 エシェレット格子 】     【 エジソン(人) 】     【 SI 基本単位 】     【 SI 単位 】     【 SATP 】     【 STP 】    
 
s 波 】     【 X線 】     【 X線回折 】     【 N 形半導体 】     【 エネルギー弾性 】     【 エネルギーの原理 】     【 エネルギー変化量 】     【 エネルギー保存 】     【 エネルギー保存の法則 】    
 
LC 直列回路 】     【 LC 並列回路 】     【 エルステッド(人) 】     【 エルフレ 】     【 】     【 円運動 】     【 遠心力 】     【 円錐曲線 】    
 
遠赤外線 】     【 エンタルピー 】     【 鉛直下方投射 】     【 鉛直上方投射 】     【 鉛直対流 】     【 エントロピー 】     【 エントロピー増大の法則 】     【 エントロピー弾性 】     【 円偏光 】    

 用語の概要と関連ページ


 【永久磁石】( permanent magnet )
 外部から磁場や電流の供給を受けることなく,磁石としての性質を比較的長期にわたって保持し続ける物体。
 ⇒ 磁石
 関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,  
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 【液化】( liquefaction )
 ⇒ 凝縮
 関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,  
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 【液体】( liquid )
 流動的で容器に合わせて形を変えることができる。液体は気体と異なり,粒子間の相互作用(引力)が比較的弱く,粒子(原子や分子)の位置は固定されず,自由に流動できるが,粒子間の距離がほぼ一定に保たれるため容器全体に広がることが無い。また,圧縮性が小さいので,ほぼ一定の密度を保つ。一般的に,液体の密度は,固体の密度に近く,気体より著しく高い。
 関連ページ : 熱力学:熱膨張,比熱容量 ,  熱力学:相転位,熱の移動 ,  
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 【液体温度計】( liquid thermometer )
 ガラスなどで出来た透明容器に水銀やアルコールを封入し,液体の熱膨張に伴う液面の位置の変化を利用して温度を測定する計器である。
 関連ページ : 熱力学:熱力学とは ,  
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 【エシェレット格子】( echelett grating )
 ⇒ ブレーズド回折格子
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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 【エジソン】( Thomas Alva Edison )
 トーマス・アルバ・エジソン(1847 ~ 1931年)は,アメリカの発明家で,電話機,無線機,白熱電球,映画,蓄音機,発電機など数多くの発明で知られる。
 関連ページ : 電気回路:交流の基礎 ,  
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 【SI 基本単位】( )
 現行(2018年4月)の基本単位の定義を次に示す。なお,2018年開催の国際度量衡総会で定義の見直しが予定されている。
 メートル(m):1 秒の 299 792 458 分の1の時間に光が真空中を伝わる行程の長さ。
 キログラム(kg):国際キログラム原器の質量。
 秒(s):セシウム133原子の基底状態の2つの超微細構造準位(F = 4, M = 0 および F = 3, M = 0)間の遷移に対応する放射の周期の 9 192 631 770 倍の継続時間。
 アンペア(A):真空中に 1 メートルの間隔で平行に配置された無限に小さい円形断面積を有する無限に長い 2 本の直線状導体のそれぞれを流れ、これらの導体の長さ 1 メートルにつき 2 × 10−7 ニュートンの力を及ぼし合う一定の電流。
 ケルビン(K);水の三重点の熱力学温度の 1/273.16。
 モル(mol):0.012 キログラムの炭素12の中に存在する原子の数に等しい数の要素粒子(電子,原子,分子,イオンなど)を含む系の物質量。
 カンデラ(cd);周波数 540 × 1012 ヘルツの単色放射を放出し,所定の方向におけるその放射強度が 1/683 ワット毎ステラジアンである光源のその方向における光度。
 関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,  
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 【SI 単位】( )
 国際単位系(International System of Units ,略称 SI )の単位をいう。国際単位系とは,メートル条約に基づくメートル法で使用されていた MKS 単位系(メートル m,キログラム kg,秒 s )を拡張したもので,国際度量衡総会 (CGPM) で採択されたものである。日本では計量法,日本工業規格が国際単系準拠となっている。SI 単位には,7 つの基本単位(長さ m ,質量 kg ,時間 s ,電流 A ,熱力学的温度 K ,物質量 mol ,光度 cd )とそれらを組み合わせた組立単位が定義されている。
 関連ページ : 電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,  
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 【SATP】( standard ambient temperature and pressure )
 基準の温度を 25℃(298.15 K),1 気圧の標準環境温度と圧力。⇒ 標準状態
 関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,  
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 【STP】( tandard temperature and pressure )
 基準の温度を 0℃( 273.15 K),1 気圧の標準環境温度と圧力。⇒ 標準状態
 関連ページ : 熱力学:気体の基礎 ,  
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 【s 波】( S-wave )
 地震波などの弾性体を媒質とする音波(弾性波)には,縦波と横波が存在する。地震波の S波(S-wave)は,第二波(Secondary wave)やせん断波(Shear wave)の頭文字で,進行方向と直角に振動する横波である。
 関連ページ : 波:波動の基礎 ,  
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 【X線】( X-ray )
 波長 1 pm (0.001 nm) ~ 10 nm 程度の電磁波。軌道電子の遷移で発生するX線は,元素固有の周波数を持つので特性X線といい,電子の加速度運動で発生するX線は,制動X線といい,電子の運動に応じた波長を持つ。
 X線を表現する場合は,波長より電磁波の持つエネルギーで表示するのが一般的である。
 X線は,エネルギー範囲により紫外線に近い超軟X線(Ultrasoft X-ray;約数十eV ),透過性の弱い軟X線(Soft X-ray:約0.1 ~ 2 keV ),典型的ないわゆるX線(X-ray;約2 ~ 20 keV ),エネルギーが高く透過性の高い硬X線(Hard X-ray;約20 ~ 100 keV )に分けられる。
 ⇒ 放射線
 関連ページ : 電磁気学:電磁波 ,  電磁気学:電磁波の性質 ,  
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 【X線回折】( X‐ray diffraction )
 (略号:XRD) X線が結晶格子で回折を示す現象をいう。
 関連ページ : 波:物理光学とは ,  
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 【N 形半導体】( N-type semiconductor , negative semiconductor )
 JIS C 5600「電子技術基本用語」では,“電子が多数キャリヤである不純物半導体伝導。”と定義されている。
 関連ページ : 電気回路:電気回路の基礎 ,  
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 【エネルギー弾性】( )
 内部エネルギーの変化による弾性で,原子の間隔が元に戻ろうとする復元力に由来する弾性をいう。
 関連ページ : 力と運動:主な力の概要 ,  
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 【エネルギーの原理】( )
 物体の運動エネルギーと仕事の関係をいう。
 運動エネルギーの変化=外力のした仕事の和
 なお,位置エネルギーを含めた関係は,力学的エネルギー保存則という。
 関連ページ : 古典力学の基礎:運動エネルギー・位置エネルギー ,  
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 【エネルギー変化量】( )
 関連ページ : 流体:ベルヌーイの定理 ,  
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 【エネルギー保存】( )
 関連ページ : 流体:ベルヌーイの定理 ,  
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 【エネルギー保存の法則】( the law of the conservation of energy )
 短縮してエネルギー保存則とも言われ,物理学における保存則(conservation law)の一つで,閉じた系(外界とエネルギーの出入りが無い系)において,エネルギーの移動,形態の変更などによっても,その総量が変化しないという法則である。
 関連ページ : 古典力学の基礎:仕事とエネルギー ,  古典力学の基礎:エネルギー保存の法則 ,  流体:ベルヌーイの定理 ,  熱力学:熱力学とは ,  熱力学:熱膨張,比熱容量 ,  熱力学:熱力学第一法則 ,  
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 【LC 直列回路】( )
 回路素子として,コイル L ,コンデンサ C が直列に結合された交流回路。
 関連ページ : 電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
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 【LC 並列回路】( )
 回路素子として,コイル L ,コンデンサ C が並列に結合された交流回路。
 関連ページ : 電気回路:交流回路とインピーダンス ,  
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 【エルステッド】( Hans Christian Ørsted )
 ハンス・クリスティアン・エルステッド(1777年~1851年)は,デンマークの物理学者,化学者。電流が磁場を形成することを発見し電磁気学の基礎を築いた。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  電磁気学:電気・電荷・磁気とは ,  電磁気学:電位と電流 ,  
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 【エルフレ】( Erfle )
 略号E,Er :1918年に軍用双眼鏡用として開発された。広視界が得られる 3 群 5 枚の接眼レンズ。
 関連ページ : 波:幾何光学とは ,  
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 【円】( circle )
 円錐曲線の一つで,平面上の定点から一定の距離にある軌跡をいう。この定点を円の中心,一定の距離を半径という。
 ⇒ 円錐曲線
 関連ページ : 古典力学の基礎:惑星の運動 ,  
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 【円運動】( circular motion )
 物体の運動の向きと垂直な方向に働く力で起きる運動である。物体の回転運動などの曲線運動は,物体の運動方向と垂直方向に働く向心力(求心力)で起きる運動である。天体の運動などは,ある原点との距離で決まる中心力で説明される運動である。
 関連ページ : 古典力学の基礎:円運動・剛体の運動 ,  
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 【遠心力】( centrifugal force )
 慣性系において向心力の働く物体が静止するためには,回転座標系においては向心力と釣り合う力が作用していると考える必要がある。この向心力と釣り合う見かけの力(慣性力)を遠心力という。
 関連ページ : 古典力学の基礎:慣性力 ,  
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 【円錐曲線】( conic curve )
 円錐切断曲線,二次曲線ともいわれる。双方に無限に伸びた直円錐(頂点と底面を結ぶ中心線が底面に垂直な円錐)の頂点を通らない平面で切りとった時の切り口の曲線をいう。
 平面の傾きで,円,楕円,放物線,双曲線が得られる。これらの曲線は二次方程式と対応させられるので二次曲線ともいわれる。
 関連ページ : 古典力学の基礎:惑星の運動 ,  
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 【遠赤外線】( far infrared radiation )
 略語 FIR で表される波長 5 ~ 1 000 μm の電磁波で,電波に近い性質も持つ。
 関連ページ : 電磁気学:電磁波の性質 ,  
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 【エンタルピー】( enthalpy )
 熱含量(heat content)とも言われ,一般的には記号 H で表される。系の圧力 P ,体積 V と内部エネルギー U のとき,エンタルピーは,次のように定義される。
    H = U + P V
 関連ページ : 熱力学:熱膨張,比熱容量 ,  熱力学:断熱変化・等温変化 ,  
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 【鉛直下方投射】( )
 ⇒ 放物運動
 関連ページ : 力と運動:等加速度運動 ,  古典力学の基礎:運動エネルギー・位置エネルギー ,  
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 【鉛直上方投射】( )
 ⇒ 放物運動
 関連ページ : 力と運動:等加速度運動 ,  古典力学の基礎:運動エネルギー・位置エネルギー ,  
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 【鉛直対流】( )
 流体の上層ほど密度が大きく,流体の上下方向の運動が生ずる対流。⇒ 対流
 関連ページ : 熱力学:相転位,熱の移動 ,  
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 【エントロピー】( entropy )
 系の微視的な「乱雑さ」を表す指標として,伝統的にはクラウジウスの不等式(Σ( Qi / Ti ) ≦ 0 )を用いて定義している。エントロピーの次元は,エネルギーを温度で割った次元(単位:ジュール毎ケルビン)をもち,記号 S を用いて表される。
 関連ページ : 物理学のあゆみ ,  物理学の主な分類 ,  熱力学:熱力学とは ,  熱力学:熱力学第二法則 ,  
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 【エントロピー増大の法則】( law of entropy increase )
 断熱系において不可逆変化が生じた場合,その系のエントロピーは増大する。⇒ 熱力学第二法則
 関連ページ : 熱力学:熱力学とは ,  熱力学:熱力学第一法則 ,  物理学の主な分類 ,  熱力学:熱力学第二法則 ,  
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 【エントロピー弾性】( )
 外力による体積変化(気体や高分子材料)した材料が,エントロピー増大の法則(熱力学の第二法則)に従い元の状態に戻ろうとする復元力による弾性をいう。
 関連ページ : 力と運動:主な力の概要 ,  
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 【円偏光】( circularly polarized light )
 JIS Z 8120 (光学用語)では,“光の進行方向に正対する観測者から見た場合,光波(電気ベクトル)の振幅ベクトルの先端が円運動をするもの。右(左)回りのものを右(左)円偏光という。”と定義している。
 光波の電場成分または磁場成分の一方の振動に着目したとき,振動が光の伝播に伴って円を描く偏光で,回転方向により右円偏光と左円偏光がある。
 ⇒ 回転偏光
 関連ページ : 波:光学とは ,  波:物理光学とは ,  
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