化学関連用語解説 (索引)

 ここでは,化学を理解するうえで必要となる基礎用語,法則類,定義などについて,その概要を紹介するとともに,関連するページとのリンクを構成する。
 
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 ハ行 ハで始まる用語を  ( ハア - ハノ ) ,  ( ハハ - ハン )  に分けて紹介する。
 

 用語一覧  ハ行  ハア - ハノ

バークリウム 】  , 【 パイ(π)結合 】  , 【 配位化合物 】  , 【 配位結合 】  , 【 配位重合 】  , 【 配位数 】  , 【 排煙処理 】  , 【 バイオサーファクタント 】  , 【 バイオセンサー 】  , 【 バイオリアクター 】  , 【 排ガス混合燃焼 】  , 【 排気ガス浄化装置 】  , 【 灰混合方式
 
配座異性体 】  , 【 ハイドロキノン 】  , 【 排熱回収ボイラ(HRSG) 】  , 【 ハイブリッド複合材料 】  , 【 灰分離方式 】  , 【 ハイポリマー 】  , 【 パイル 】  , 【 パイル織物 】  , 【 ハウサン 】  , 【 パウリの排他原理 】  , 【 バウンドモノマー 】  , 【 破壊分析 】  , 【 麦芽糖
 
白色光 】  , 【 白色度 】  , 【 波数 】  , 【 バスケタン 】  , 【 バソプレッシン 】  , 【 波長分散型X線分光法(WDX) 】  , 【 発エルゴン反応 】  , 【 発火点 】  , 【 白金黒電極 】  , 【 白金 】  , 【 白金族元素 】  , 【 バッグ成形 】  , 【 発酵食品 】  , 【 発光ダイオード 】  , 【 発光部
 
発光分光分析 】  , 【 ハッシウム 】  , 【 パッシェン・ルンゲ形分光器 】  , 【 発色団 】  , 【 発泡型接着剤 】  , 【 発泡剤 】  , 【 発泡体 】  , 【 発泡ポリスチレン 】  , 【 バナジウム 】  , 【 バナジウムアタック 】  , 【 ばね定数,K 】  , 【 パノース

 用語の概要と関連ページ


 【バークリウム】( berkelium )
 バークリウム( Bk ),アクチノイド系,原子番号97の元素
 関連ページ : 周期表第 3 族 その 3   
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 【パイ(π)結合】( pi bonds )
 二重結合や三重結合では電子軌道の一つが縦方向で重なり,他の軌道の一つ又は 2 つが側面で重なることで生じる。
 縦方向の重なりをシグマ(σ)結合といい,横方向の重なりをパイ(π)結合という。二重結合はσ結合とπ結合,三重結合は 1 つのσ結合と 2 つのπ結合で構成される。
 関連ページ : 多重結合の形成   
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 【配位化合物】( coordination compound )
 → 錯体
 関連ページ : ハロゲン化物   
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 【配位結合】( coordinate bond )
 結合する二つの原子において,結合に関わる電子対が一方の原子のみから提供される化学結合である。
 配位結合は,ルイス酸とルイス塩基との結合でもある。電子対を受け取る物質はルイス酸,電子対を与える物質はルイス塩基となる。
 関連ページ : その他の結合:配位結合   配位結合   
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 【配位重合】( coordinated polymerization )
 単量体が成長鎖に直接付加(付加重合)して高分子鎖が成長する場合の他に,単量体(モノマー)に触媒に配位してから成長鎖に付加する場合がある。後者の場合を配位重合という。
 関連ページ : 高分子合成反応   
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 【配位数】( coordination number )
 分子,又は結晶における中心原子から最近接の原子の数を示す。結晶における詰まり方を表現する概念である。
 関連ページ : イオン結晶構造   
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 【排煙処理】( flue gas treatment )
 ボイラ等の燃焼に伴う排気ガスは,電気集塵器・バグフィルタ( bag filter ),排煙脱硝装置( flue gas denitrification appatus ),排煙脱硫装置( flue gas desulfurization apparatus )などにより煤塵,窒素酸化物,硫黄酸化物を除去し,国及び地方自治体の定める環境基準に適合させなければならない。
 ボイラの排煙脱硝装置には,乾式排煙脱硝装置,選択接触還元法,無触媒還元法などがある。接触触媒還元法では,触媒層入口で窒素の酸化数 -3 のアンモニ ア( NH3 )を吹き込み,酸化数 +2 の NO ,酸化数 + 4 の NO2 などを無害な窒素単体( N2 :酸化数 0 )にする酸化・還元反応(触媒反応)を利用している。触媒は,TiO2 を主成分とし,活性成分であるバナジウム(V),タングステン(W)などが添加されたものなどが用いられる。
 ボイラでは,脱硝・集塵後の排煙から湿式排煙脱硫装置,乾式排煙脱硫装置,半乾式排煙脱硫装置などの装置を用いて硫黄酸化物が除去される。硫黄酸化物は,排煙脱硫装置の中で,硫酸,硫安や石膏(せっこう)などの反応生成物として回収する。排煙脱硫方法には,酸化マンガン法,接触酸化法,石灰法,アンモニア法,かせいソーダ法,水マグ法などがある。
 関連ページ : 燃焼排ガスの浄化   ボイラの化学   ボイラ事故と排煙処理   
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 【バイオサーファクタント】( biosurfactant )
 動植物の生体内に存在する天然の界面活性剤及び微生物の代謝によって生産される界面活性物質( JIS K 3211「界面活性剤用語」)。
 関連ページ : 界面活性剤関連用語   
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 【バイオセンサー】( biosensor )
 生体内の分子認識機構(イオンチャンネル,酵素反応など)を利用した化学センサの総称。例えば,検知素子にたんぱく質の酵素を用いた酵素センサー,抗体を用いた免疫センサー,微生物を用いた微生物センサーなどがある。
 関連ページ : 酵素の EC 番号とは   
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 【バイオリアクター】( bioreactor )
 生体触媒を用いて生化学反応を行う装置の総称。伝統的な発酵食品製造,下水処理,水質浄化施設もこれにあたるが,近年ではバイオ燃料,製薬などでの利用が進んでいる。
 関連ページ : 酵素の EC 番号とは   
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 【排ガス混合燃焼】( gas mixing combustion )
 燃焼用空気に燃焼排ガスの一部を混入して,燃焼空気中の酸素濃度を低減させ,緩やかな燃焼を行い,燃焼温度を低下させることによって,窒素酸化物( NOx )を低減させる燃焼。
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
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 【排気ガス浄化装置】( exhaust emission control system )
 ⇒三元触媒
 関連ページ : 内燃機関   
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 【灰混合方式】( single loop process )
 → 湿式排煙脱硫装置
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
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 【配座異性体】( conformer )
 ⇒ジアステレオマー
 低温時の高分子化合物,立体障害となりうる大きな置換基の導入など,分子構造や環境条件によっては,分子内の回転の障害エネルギーが大きくなり,原子の相対位置が異なる状態ができる。この場合の異なる状態間を配座異性体という。
 配座異性体には,二面角が 0 度,120 度の場合の重なり形配座(エクリプス配座),60 度,180 度の場合のねじれ形配座(スタッガード配座),二面角 0 度のシス( cis )配座(シン( syn )配座),60 度のゴーシュ配座( gauche ),180 度のトランス( trans )配座(アンチ( anti )配座)がある。
 関連ページ : 立体化学(立体異性体)   ジオステレオマー(幾何異性体)   
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 【ハイドロキノン】( hydroquinone )
 示性式 C6H4(OH)2 ,ヒドロキノンとも呼ばれる IUPAC名 1,4-ベンゼンジオール,p-ベンゼンジオールで,重合禁止剤,染料の原料,ゴムの酸化防止剤,農薬原料などに利用されている。
 関連ページ : 不飽和ポリエステル樹脂   
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 【排熱回収ボイラ(HRSG)】( heat recovery steam generator )
 ガスタービンの廃棄熱を回収して蒸気を発生させる水管ボイラ。
 関連ページ : ボイラの化学   
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 【ハイブリッド複合材料】( hybrid composite material )
 2 種以上の繊維,粒子,フレークなどを強化材とする複合材料( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。
 関連ページ : FRP 関連用語   
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 【灰分離方式】( double loop process )
 → 湿式排煙脱硫装置
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
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 【ハイポリマー】( high polymer )
 ⇒高分子,高分子化合物
 関連ページ : 高分子材料   
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 【パイル】( pile )
 下地から出ている繊維で,後処理により,パイルをループのままにしたもののループパイル(アンカットパイル)とループをカットしたもののカットパイルに分けられる。
 関連ページ : 繊維関連用語   
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 【パイル織物】( pile fabric )
 片面又は両面にパイルをもつ織物の総称( JIS L0206 「繊維用語(織物部門)」)。
 関連ページ : 繊維関連用語   
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 【ハウサン】( housane )
 分子の形が家に見える化学式 C5H8シクロアルカン。
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   
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 【パウリの排他原理】( Pauli principle )
 2つ以上のフェルミ粒子は,同一の量子状態を占めることはできない。
 関連ページ : 原子の構造   
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 【バウンドモノマー】( bound monomer )
 重合体を製造する重合反応において,同一タイプ又は異なるタイプの単量体と反応又は結合した単量体。注記: この用語は,合成ゴムに用いられる。バウンドモノマーは,一般に重合体中の百分率で表す。( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
 関連ページ : ゴム関連用語   
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 【破壊分析】( destructive analysis )
 試料状態を不可逆に変えて行う化学分析。
 関連ページ : 有機化合物の分析   
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 【麦芽糖】( maltose )
 マントースともいい,α-グルコース 2 分子からなる二糖類。
 関連ページ : 糖の代謝   
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 【白色光】( white light )
 肉眼で白色に見える放射。 通常連続スペクトルから成る。
 関連ページ : 無機化学(光の評価)   
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 【白色度】( whiteness )
 表面色の知覚される白さの程度。CIE が 1986 に推奨した方法による数値を白色度指数という。
 関連ページ : 無機化学(物体色の評価)   
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 【波数】( wave number )
 単位長さに含まれる波の数で,波長の逆数。 2πを波長で除した値。量記号κ(カッパ)で表す。
 関連ページ : 無機化学(光の評価)   赤外吸収スペクトル測定   
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 【バスケタン】( basketane )
 化学式 C10H12 の分子構造がバスケットに似ているシクロアルカン。
 関連ページ : 脂肪族炭化水素   
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 【バソプレッシン】( vasopressin )
 視床下部で合成され,下垂体 後葉から分泌される略号 VP のペプチド系ホルモンで,ADH(抗利尿ホルモン),血圧上昇ホルモンとも呼ばれ,視床下部で合成され,下垂体 後葉から分泌され,腎臓での水の再吸収を増加させて利尿を妨げる効果,血管を収縮させて血圧を上げる効果がある。
 関連ページ : 視床下部・下垂体   
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 【波長分散型X線分光法(WDX)】( Wavelength Dispersive X-ray Spectrometer )
 試料から発生するX線を分光結晶,人工多層膜( 2 種以上の材料の薄膜を累積した素子),回折格子などの波長分散分光素子を用いて分光する方式であり,検出器には,比例計数管,シンチレーション計数器などが用いられる。
 関連ページ : 蛍光X線:特性X線   蛍光X線分析   
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 【発エルゴン反応】( exergonic reaction )
 ギブズエネルギー変化が負で自発的に起きる反応。
 関連ページ : ベンゼン   糖の代謝   
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 【発火点】( ignition point )
 空気中(又は酸素中)で加熱するとき,火源がなくとも発火する最低温度。温度が発火点まで達すると,その後は自らの発熱反応で温度が上昇し発火する。自然発火温度,着火温度ともいわれる。
 関連ページ : 活性化とは   
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 【白金黒電極】( platinum black electrode )
 白金上に更に白金をめっきした電極。
 関連ページ : 電気分解   
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 【白金】( platinum )
 白金( Pt ),周期表第10族,原子番号78の元素
 関連ページ : 周期表第 10 族   
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 【白金族元素】( platinum group )
 周期表第 8 族のルテニウム( Ru ),オスミウム( Os ),周期表第 9 族のロジウム( Rh ),イリジウム( Ir ),周期表第 10 族のパラジウム( Pd ),白金( Pt )の総称である。
 関連ページ : 分類:化学的性質   周期表第 9 族   周期表第 10 族   
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 【バッグ成形】( bag moulding )
 雄雌いずれか一方の型をゴムなどの弾性体のバッグとし,これに空気圧又は液圧を作用させて成形する方法( JIS K7010 「繊維強化プラスチック用語」)。
 関連ページ : FRP 成形法   FRP 関連用語   
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 【発酵食品】( )
 関連ページ : 酵素の EC 番号とは   
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 【発光ダイオード】( light emitting diode )
 発光ダイオード( LED )は,電子流によって励起されたとき,エレクトロルミネセンス(電界発光)効果で光を放出する p-n 接合をもつ個体デバイスと定義され,通信機器や端末の動作・情報表示や照明などで,省電力装置として用いられる。なお,フォトダイオードとは原理が異なる別物である。
 関連ページ : 発光ダイオード   
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 【発光部】( )
 トーチと誘導コイルからなるプラズトーチの発生部である。
 関連ページ : 発光分光分析   
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 【発光分光分析】( atomic emission spectrometry )
 試料に含まれる対象元素を高周波プラズマ,スパーク放電,グロー放電,レーザなどによって気化励起し,得られる原子スペクトル線を分光器又は分光光度計で観測する定性・定量分析
 関連ページ : 発光分光分析   
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 【ハッシウム】( )
 ハッシウム( Hs )
 関連ページ : 周期表第 8 族   
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 【パッシェン・ルンゲ形分光器】( )
 → 分光器
 関連ページ : 発光分光分析   
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 【発色団】( chromophore )
 有機化合物の色の研究(発色理論)では,紫外部を含む光を吸収する原子または原子団をいう。
 関連ページ : 不飽和脂肪族の特徴   
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 【発泡型接着剤】( cellular adhesive , foamed adhesive , foaming adhesive )
 見掛けの比重を下げ,同じ量で塗付面積を増大させたり,シール又は充てん機能を付与するためにガスや発泡剤を配合した接着剤( JIS K6800 「接着剤・接着用語」)。
 関連ページ : その他高分子材料   
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 【発泡剤】( blowing agent , foaming agent )
 中空又は発泡品の製造において膨張させるために使用する物質。(注) 発泡剤は圧縮ガス,揮発性液体,又はガスを形成するために分解又は反応する化学薬品でもよい。(JIS K 6900「プラスチック―用語」)
 起泡剤ともいう。
 関連ページ : コンクリートとは   プラスチックの記号と関連用語   界面活性剤関連用語   
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 【発泡体】( foam )
 反応過程で発生する炭酸ガスで発泡させるものと添加剤(発泡剤)を加えるものがある。
 関連ページ : ポリウレタン樹脂   
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 【発泡ポリスチレン】( foamed polystyrene )
 建材の断熱ボード,緩衝材,畳の芯材,カップ麺容器,魚介類運搬用の保温容器などに使用されている。
 関連ページ : ビニル樹脂(ポリエチレンなど)   
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 【バナジウム】( vanadium )
 バナジウム( V ),周期表第5族,原子番号23の元素
 関連ページ : 周期表第 5 族   
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 【バナジウムアタック】( vanadium attack )
 ボイラなどで,バナジウム化合物を含む燃焼灰との接触で生じる高温腐食で,油灰腐食,石炭灰腐食,重油灰腐食などともいう。→ 高温腐食(high temperature corrosion )
 関連ページ : ボイラ事故と排煙処理   
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 【ばね定数,K】( spring constant , K )
 変形と同位相の力成分を,変形で除した値( JIS K 6200「ゴム‐用語」)。
 関連ページ : ゴム関連用語   
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 【パノース】( panose )
 天然産出の三糖類,日本酒などに含まれる。D‐グルコースと D‐グルコースの( 1 , 6‐グリコシド結合),これと D‐グルコースとの( 1 , 4‐グリコシド結合)により連なる糖である。
 関連ページ : オリゴ糖とは   
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