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JIS Z 2383:1998「大気環境の腐食性を評価するための標準金属試験片及びその腐食度の測定方法」
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【腐食度の測定及び表示】
暴露試験終了後,試験片に生成した腐食生成物をISO 8407の規格に基づいて除去し,0.1mgの単位で質量(W2)を測定し,質量損失(Δm=W1−W2)を求める。
なお,腐食生成物の化学的除去方法を附属書Aに示す。
各標準金属の腐食度 r corrは,次の式(1)で計算し,g/ (m2・a) で表す。
r corr=Δm/(A・t) ・・・ (1)
ここに,⊿m:質量損失(g)
A:表面積(m2)
t:暴露期間(年)
腐食度 r corrは,次の式(2)で計算し,μm/aで表してもよい。
r corr=Δm/ (A・p・t) ・・・ (2)
ここに,p:金属の密度
pFe=7.86g/cm3
pZn=7.14g/cm3
pCu=8.96g/cm3
pA1=2.70g/cm3
pSUS=7.93g/cm3
Δm,A,及びtは式(1)と同じ
オープンヘリックス試験片の腐食度 r corrは,次の式(3)で計算し,μm/aで表す。
r corr=0.25× (Δm・d) / (m・t) ・・・ (3)
ここに,Δm:質量損失(mg)
d:ワイヤーの直径(mm)
m:試験前の質量(g)
t:暴露期間(年)
試験報告書にはすべての値とその平均値を表示する。
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