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JIS Z 2383:1998「大気環境の腐食性を評価するための標準金属試験片及びその腐食度の測定方法」
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【標準金属試験片の暴露方法】
【暴露試験片の数】
暴露期間1水準につき,各標準金属試験片の数を3枚とする。
【試験片の標識】
試験片を識別するため,暴露試験結果に支障がない位置に標識を付ける。
ただし,試験片に直接表示することができない場合は,試験片を取り付けた試験片保持具などに表示する。
【試験片の前処理】
暴露前に,すべての試験片は溶剤脱脂を行う。
表面に見えるさびによるしみ,汚れ,又は腐食生成物のある鉄鋼,及び耐候性鋼試験片は,脱脂前に600番の研磨紙で研磨して腐食生成物を除去する。
ステンレス鋼,銅,亜鉛及びアルミニウム試験片は,目に見える腐食生成物がある場合は使用してはならない。
【試験片の取扱い】
脱脂後の試験片は,メタノール,又はエタノールで十分に洗浄し,次に熱風乾燥機などを用いて速やかに乾燥して,デシケーター中に保存する。この場合,試験片の取扱いは素手で行ってはならない。
【暴露前の質量の測定】
暴露試験を行う前に試験片の質量(W1)を,0.1mgの単位で測定する。
【試験片の暴露】
暴露装置
暴露装置はJIS Z 2381「屋外暴露試験方法通則」の7(暴露試験方法・直接暴露試験方法)による。
暴露期間
暴露期間は1年,2年,3年,及び5年とする。ただし,1年暴露は暴露開始時期を6か月ずらして4回繰り返し行う。
暴露の方位及び角度
方位は通常正南面とし,角度は平板試験片については水平面から45度,オープンヘリックス試験片は垂直とする。
暴露開始
3~4月,又は9~10月とする。
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